こんな着物の使い方も有りますのでご紹介いたします。
お着物のお客様のおふとんがやっと完成いたしました。
反物の採寸、柄合わせ、いかに真ん中の方に柄を多く持っていくか、など考え裁断し
縫いつなぎます。また、白地の部分があるとこは、縫い込みします。
反物をあっちに合わせこっちに合わせしてとにかく掛布団のサイズになるように縫い上げます。
こちらのお客様の注文は、夏以外使える厚さにして、長く使えるふとんに……ということで
中わたは綿100%薄め打ちの掛専用メキシコ綿を少し軽めにお入れいたしました。
合い掛けふとんとしてお使いいただけます。しなやかで吸湿性に優れ、日に干したら
よく膨らみます。
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裏地は長襦袢をつないで使いました。薄い淡いピンクの生地でした。 |
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どこのお宅にもこのように使わなくなったお着物、タンスに眠っている反物、裏地、長襦袢、八掛等かならず出てきますよね。
それを捨てるか、何かに利用するかは、お客様の着物に対する思い、作っていただいた
ご両親様への思い次第ですね。
このような生地でお作りするふとんは、絶対に化繊の綿を入れない方が良いですね。
綿100%薄め打ちのメキシコ綿は吸湿性が良く、布団を干したときによく膨らみ
満足感が得られます。あまり重たく入れなくて、合い掛けふとん気味に作ると結構
利用価値(使い勝手)があります。
もっと軽くしなやかで暖かいふとんをご希望でしたら、中わたを手引き真綿にされることです。日本の風土に一番合っておりますが、価格は3~5倍位高くなります。
もしかご注文いただきましても完成までには、少しお時間をいただくことになりますので、その点はご容赦くださいませ。
興味のある方は、お店にお越しください。詳しくご説明いたします。
ふとんの専門店 笹 治 本 店 服部
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