久波奈逍遥(くわなそぞろあるき) 七里の渡から川口、江戸町、片町とそぞろあるきしますと、 左手におおきな鳥居と大きな神社が見えます。桑名宗社です。 通称春日神社、地元のものは春日さんとお呼びしてます。 世界文化遺産に登録されました「石取祭」のご神事を斎行される神社です。 初代藩主本多忠勝が1602年に木造の鳥居を寄進されましたが、 1653年の大風により倒れたため、七代藩主松平定重が1667年に 鋳物師辻内種次に命じ、銅製の鳥居を造らせました。 その後大雨、暴風雨、戦災、伊勢湾台風などで何度か壊れましたが 代々続く鋳匠辻内家の手によって再建、修復されています。 鳥居の左にしるべいしが有ります。迷い児石とも呼ばれ、 人の多数集まるところに良く建てられています。 1833年建立された立派な楼門は戦災で焼失! 現在の楼門は1995年に再建されました。 奥に 桑名宗社拝殿が見えます。 1807年建立の拝殿も同じく戦災で焼失! 1954年に拝殿は再建されました。